2011年3月31日木曜日

頭頸部がんの医療支援機関リスト

日本頭頸部外科学会および日本頭頸部癌学会から頭頸部がんの医療支援機関のリストが公表されています。
以下のURLです。
日本頭頸部癌学会:http://square.umin.ac.jp/jshnc/
日本頭頸部外科学会:http://www.jshns.umin.jp/

医療機関の受信・窓口負担について

http://jcan.e-ryouiku.net/bookfile/kourou001.pdf

医療機関の受信・窓口負担について厚生労働省にPDFファイルがあっぷされていました。

保険証や窓口負担についてわかりやすく書いてありますので参考にしてください。

日本肝胆膵外科学会東北関東大震災 愛の手プロジェクト

日本肝胆膵外科学会が、[東北関東大震災 愛の手プロジェクト]として被災地並びに近辺において手術環境が整うまでの間、膵臓癌あるいは胆管癌で手術を要する患者さんの紹介を受け付けることのできる施設を全国から募り公開致しているそうです。
日本肝胆膵外科学会のHPです。http://www.jshbps.jp/

2011年3月27日日曜日

日本呼吸器学会より(胸部腫瘍に関するQ&A)

日本呼吸器学会のホームページに、
胸部腫瘍に関するQ&Aが掲載されました。

http://www.jrs.or.jp/home/modules/citizen/index.php?content_id=134
↑こちらをクリックして、一番下をご覧ください。

内容は以下のようなものになっています。

全体的なことについての相談)
Q1.肺癌(胸膜中皮腫)のことについて相談したいのですが、どこに尋ねれば良いのでしょうか?
(受け入れ医療機関について)
Q2.肺癌(胸膜中皮腫)で薬物療法を受けています。治療受入れ医療機関を探しています。
Q3.被災して、通院での治療ができません。入院治療受入れ機関を探しています。
Q4.肺癌で手術をした方がよいと言われています。治療受入れ機関を探しています。
Q5.肺癌で放射線治療を受けています。治療受入れ機関を探しています。
Q6.肺癌の疑いがあるといわれています。診断と治療をお願いできる医療機関を探しています。
(薬物療法について)
Q7.イレッサ/タルセバを内服しています。残り少なくなりましたが、続けないといけませんか?
Q8.外来化学療法を受けていました。継続できない状況にあり不安です。
Q9.肺癌の薬物療法が中断しています。どのくらい空けても大丈夫なのでしょうか。
Q10.外来化学療法の副作用が心配です

2011年3月25日金曜日

乳がんの放射線治療に関するQ&A

乳がんの放射線治療に関するQ&A (日本乳癌学会)

NCI:放射線被ばくと癌治療に関する対処

■NCI:放射線被ばくと癌治療に関する対処
私たちから世界のadvocateへ発信したメッセージにNBCC(全米乳がん連合)が応え、NCI(米国国立がん研究所)が情報提供をしてくださいました。JAMT翻訳、勝俣先生(国立がん研究センター)の監修。
放射線被ばくとがん治療に関するアドバイスがつまっています。

http://jcan.e-ryouiku.net/bookfile/ncimail.pdf

2011年3月23日水曜日

遠隔地へ被災され治療を受けられるがん患者さんへ

J-CAN事務局(卵巣がん体験者の会スマイリー)の片木です。
今日は当会で被災されている患者さんとその担当医師(送りだす側、受け入れた側)からのアドバイスを掲載いたします。
参考になれば幸いです。
※これは今回のケースだけなので必ずしもこれが一般的な意見ではないことをご了承ください。

なお、医療機関からのお申し出で、送りだす医療機関は「治療できない」という勘違いをうけられては困るとのこと、受け入れ側は現在受け入れを表明を公式にはしていないというために、病院名は割愛させていただきます。

【患者さんより】
腹水がたまっている状況での避難所での生活は厳しい。
紹介状を書いてもらうのに時間がかかる(やむをえない)。
交通機関が遮断されているため、移動が厳しかった。
(いったん日本海側に移動しての長距離移動に耐える体力がいる)
1日では移動しきれないので、交通費に加え、宿泊するための現金がいる。
移転先は知らない土地なので、行動を一つ取るにも時間がかかる。
(電車がわからない、買い物がわからない、病院がわからない…)

【医師より】
紹介状がないと引き受けにくい
CTやMRIなどを持って避難は難しいと思うので、若干転院先で検査は必要
化学療法は日帰り、1泊2日などが多いため、患者さんが被災地から通いで治療を受けるには交通費などもかかるし体力的には難しいのではないかよく考えてほしい
遠方の病院に引き受けてもらうときは、親戚や友人など生活の世話をしてくれる人がそばにいないと厳しいと思う(治療以外の生活の時間も長い)
(現状では)治療費を免除はできないので、支払っていただかないといけないためにも親戚や友人のサポートがある場所での治療を選んでほしい

自然災害発生後のがん対処法~がん患者と介護者のためのQ&A

東北地方太平洋沖地震において被災されたがん患者への情報提供として、米国がん協会(American Cancer Society)による本Q&Aを掲載しています。
PDFファイルはこちら

東北関東大震災被災放射線治療患者さんの他機関放射線治療受け入れについて

http://www.jastro.or.jp/news/detail.php?eid=00190
日本放射線腫瘍学会では上記に受け入れリストを掲載しています。

乳がん化学療法およびホルモン療法を受けておられる方へ

日本乳癌学会ホームページに今回の東北地方太平洋沖地震に被災され、治療継続が困難な方へのQ&Aを掲載されています。

Q&Aはこちら

乳がん患者さんの受け入れ可能医療機関一覧

日本乳癌学会のWEBサイトでは、受け入れ可能な病院(認定施設)や治療可能な内容を一覧としてお知らせしています。

受入施設一覧は随時更新していくそうです。
また、患者さんの受け入れに関しましては、各病院の外来化学療法室や病棟の空床等、事情がありますので、各施設の対応および各担当医とご相談のうえ最終的な結論を出していただきますようお願いします。

国立がん研究センター被災がん患者ホットライン

国立がん研究センターのホームページより

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被災されたがん患者さんの受け入れに関するホットラインを開設しております。


■患者さん


国立がん研究センターもしくはがん治療可能な病院での
診療についてご相談をお受けします。

平日
 国立がん研究センター宛の紹介状(診療情報提供書)を準備できる方
  03-3547-5130(10時~16時)
 上記紹介状を準備できない方 
  03-3547-5293(9時~18時)

夜間・休日
 国立がん研究センター宛の紹介状(診療情報提供書)を準備できる方
  03-3547-5130(平日の10時~16時にお電話ください)
 緊急を要する方
  03-3542-2511
  緊急を要しない方は、平日(9時~18時)にお電話下さい。

●医療機関の方

 国立がん研究センターで診療をお引き受けするか、がん治療が可能な病院を
 ご紹介します。
 
 平日
 0570-011-150 (10時-18時)
 (「患者必携事務局です」とアナウンスが流れますが、そのままお待ちください)

 夜間・休日
 緊急を要する方
 03-3542-2511
 緊急を要しない方は、平日(10時-18時)にお電話ください

2011年3月21日月曜日

世界のがん患者支援者へ 日本の患者支援者からのメッセージ -大災害に直面して -

HOPEプロジェクトの桜井さん、KMaCSの寺田さんを事務局に、患者団体有志で世界のがん患者支援者へ 日本の患者支援者からのメッセージ -大災害に直面して -という声明を発表しました。

世界のがん患者団体や関連団体にこのようなメッセージが伝わることで、この経験を未来に活かし、正しく理解してもらうことができればと考えております。

声明はこちらから
http://jcan.e-ryouiku.net/bookfile/seimei110321.pdf

東北地方の放射線治療の施行状況と拠点病院の状況(がん研究センターWEBより)

東北地方の放射線治療ができる施設、ストップしている施設の
一覧です。
http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/hoshasen_chiryo.pdf

3月19日時点

がん診療連携拠点病院の被災状況と、
受け入れ状況一覧
http://ganjoho.jp/data/public/news/2011/files/kyoten_taisei.pdf

3月20日20時時点

(国立がん研究センターWEBより)

2011年3月20日日曜日

ホスピス緩和ケアを必要とする被災地の患者さんの相談及び受け入れ可能な施設

NPO法人 日本ホスピス緩和ケア協会のホームページからの情報です。

ホスピス緩和ケアを必要とする被災地の患者さんの相談をしているところ、
及び、受け入れ可能な施設の一覧です。

医療機関、相談先一覧の情報は随時下記ホームページで更新されているそうです。
ご確認ください。
http://www.hpcj.org/

放射線被ばくに関する基礎知識

放射線医学総合研究所に放射線被ばくに関する基礎知識が掲載されています。

とてもわかりやすいので参考になさってください。

基礎知識は、第5報まで出ています。ホームページをご覧ください。
<放射線被ばく等に関するお問い合せ電話番号>
一般の方は、下記番号にお問い合せ下さい。
090-5582-3521  080-2078-3307(*)
090-4836-9386  090-7408-1074(*)
080-2078-3308  090-8591-0735(*)

ただし、回線が十分に確保できていないため大変混み合っております。ご了承下さい。
なお、状況に応じ一部(*)の電話が不通となる場合がありますのでご理解下さい。

こちらでも対応可能なようです。  文部科学省「今回の原子力災害に関するお知らせ」

日本血液学会WEBより

日本血液学会のホームページです。
http://www.jshem.or.jp/

被災地で診療されている医師の方へ、血液疾患診療や
がん化学療法の受け入れが可能な施設の情報を
提供されていますので、ホームページをご覧ください。

http://www.jshem.or.jp/news/pdf/20110325shisetsu-list.pdf
(3月25日時点)

被災地の皆さんへ(お風呂に入れる場所の情報)

被災地の皆さん、避難生活を送っている皆さんへ
お風呂に入れる場所の一覧です。

PC用リンク集
http://sairosha.com/furo/furoikoka/hisaitijoho.htm

携帯用リンク集
http://save01.tcdata.jp/index.php?http://sairosha.com/furo/furoikoka/hisaitijoho.htm

グーグルマップ
グーグルマップ表示はこちら(ご協力ありがとうございます!)
グーグルマップ短縮URL→http://goo.gl/x4XDP

NPO法人ピュアの藤田さんから情報を頂きました。
ありがとうございました。

東北地方太平洋沖地震被災地域で在宅酸素療法及びNPPV療法を受けておられる患者の方へ

日本呼吸器学会WEBより

*************************

2011年3月11日午後2時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震により、
呼吸器病患者の治療に困難が生じているケースが少なくありません。

特に在宅酸素療法やNPPVによる治療を受けている方は停電等により
治療の継続に困難を感じておられます。

相談先は基本的にはかかりつけの医師になりますが、
このような状況下で日本呼吸器学会東北支部として、
治療上の相談窓口を 資料のように設置しております。
(下に書きだしました)
ご利用頂ければと思います。

■青森県
1)弘前大学保健管理センター 0172-39-3126
    担当医師名:高梨信吾(たかなししんご)
2)弘前大学大学院医学研究科 0172-39-5345
    担当医師名:西條康夫(さいじょうやすお)
3)浪打病院 017-742-4341
   担当医師名:蛯名昭男(えびなあきお)

■岩手県
1)岩手医科大学付属病院 呼吸器・アレルギー・膠原病内科 019-651-5111
  担当医師名:山内広平(やまうちこうへい)、小林仁(こばやしひとし)
 中舘俊英(なかだてとしひで)、中村豊(なかむらゆたか)

■秋田県
1)秋田大学医学部付属病院 018-834-1111
  担当医師名:佐野正明(さのまさあき)…呼吸器内科
         佐藤一洋(さとうかずひろ)…呼吸器内科
         塩谷隆信(しおやたかのぶ)…保健学科
2)秋田県厚生連平鹿総合病院 0182-32-5121
  担当医師名:木村啓二(きむらけいじ)…第二内科

■山形県
1)済生会山形済生病院 023-682-1111
  担当医師名:武田博明(たけだひろあき)…呼吸器内科

■宮城県
1)東北大学大学院医学系研究科 022-717-7160
 担当医師名:小川浩正(おがわひろまさ)…内科病態学講座産業医学分野

■福島県
1)寿泉堂総合病院 024-932-6363
 担当医師名:前田真作(まえだしんさく)…呼吸器科

2)福島県立会津総合病院 0242-27-2151
 担当医師名:新妻一直(にいづまかつなお)…内科
        斉藤美和子(さいとうみわこ)…内科
  

 並びに上記の患者さんへの相談に応じることが可能な
医療機関がありましたら、ぜひお申し出頂ければと存じます。

日本呼吸器学会東北支部支部長
山内 広平
[日本呼吸器学会東北支部事務局]
〒020-8505
岩手県盛岡市内丸19-1
岩手医科大学内科学講座
呼吸器・アレルギー・膠原病内科分野
TEL:019-651-3918 FAX:019-626-8040
E-mail:kadowaki@iwate-med.ac.jp

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がんの子どもを守る会WEB等からお子さんへの対処について

小児がんのお子さんや、ご家族向けの被災地や非難されている皆さんへの
情報がまとめられています。

がんの子どもを守る会WEBより

東北関東大震災関連情報 3月17日更新

2011年3月17日15時現在、以下の通達が厚生労働省より出ています。小児がんなど難病の患児ご家族に関係するものだけを抜粋して掲載していますので、詳細は厚生労働省のホームページ(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1.html)にてご確認ください。
  • 平成23年東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震の被災に伴う保険診療関係等の取扱いについて
  • 東北地方太平洋沖地震による被災者の公費負担医療の取り扱いについて
  • 地震により被災した発達障害児・者等への避難所等における支援について
  • 東北地方太平洋沖地震による被災者に対する子ども手当の認定等について
  • 東北地方太平洋沖地震による被災者に対する児童扶養手当等の取扱いについて
  • 東北地方太平洋沖地震に伴う予防接種の取扱について
  • 平成23年東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震の被災に伴う保険診療関係等の取扱いについて
  • 人工呼吸器を利用する在宅医療患者の緊急相談窓口の設置について
  • 平成23年東北地方太平洋沖地震における処方箋医療品(医療用麻薬及び向精神薬)の取扱いについて
  • 生活福祉資金貸付(福祉資金[緊急小口資金])の特例について
  • 東北地方太平洋沖地震による被災者の公費負担医療の取扱いについて
また、日本糖尿病学会より以下のようにインスリン入手のための相談連絡先についての資料も発表されています。ご参照ください。
インスリン入手のための相談連絡先について
診療中の医療機関情報

2011年3月17日

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NPO法人日本小児白血病リンパ腫研究グループWEBでも
情報提供が行われています。
http://www.jplsg.jp/shinsai.htm

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心のケア情報センター
災害時の後に生じる子供のストレス症状についてリーフレット配布。
■被災した子供さんの保護者の方へ
      
■学校の先生方へ

■災害時の子供のメンタルヘルス     

日本小児精神医学研究会からの情報提供。

東北地方太平洋沖地震による健康障害の予防・治療に関する学術情報リソース提供

東北地方太平洋沖地震による健康障害の予防・治療に関する学術情報リソース提供の開始について京都大学大学院医学研究科がこの度の震災への対応として、健康・医療情報の質評価と提供を行う国際機関であるコクラン共同計画(Cochran Collaboration)の正式許可を得て、震災・洪水に伴う健康障害の予防・医療に関する情報を含む同計画のエビデンスエイド等の翻訳・公開をはじめたようです。

http://www.server-system.jp/resource/

自然災害発生後のがん対処法 - がん患者と介護者のためのQ&A

被災されたがん患者への情報提供として、米国がん協会によるQ&A(和訳)に日本の情報を加えて掲載。

『自然災害発生後のがん対処法 - がん患者と介護者のためのQ&A https://www.teamoncology.com/0_news/images/coping-with-cancer-ACS.pdf

2011年3月18日金曜日

治療中の患者さんへ、放射線の影響について

抗がん剤、放射線などの治療で白血球などが低下している患者さんの中には、今回の原発事故に関連してその影響をご心配の方も多いと思います。
愛媛県緊急被ばく医療アドバイザー(放射線医)山本尚幸先生から、現時点(3月18日午前10時)での注意点についてご意見をいただきました。

①抗がん剤などで血球減少症の患者さんへの今回の事故の影響について
   原発事故自体がきわめて稀なケースのため、具体的に血球減少症の方の放射線被ばくに絞ると
   十分な知見はないのですが、一般的に放射線化学療法(放射線治療+化学療法)を受けた患者などの場合、
   高度な血球減少症が生じる可能性があることは知られていますので、両者は相加的に影響すると考えられます。
   しかし、現時点で一般住民の方の被ばく線量は骨髄機能に影響を与えるレベルではありませんので、過剰な心配は
   不要です。
 
②放射線の医学利用と、被ばくについて
    胸部X線検査1回が約0.3mSv、
    肺転移の診断などに用いる胸部CT1回の骨髄の被ばく線量がが5~10mSv、
    癌の骨転移の診断などに使われる骨シンチグラフィーによる骨髄の被ばく線量等が1回7~10mSv
  などがあげられていると思います。
   医学において利用される放射線も、今回の事故に関連した放射線も基本的には同じです。
     少し詳しく言うと、放射線にはX線、α線、β線、γ線、中性子線、粒子線などいろいろなものがあり、それぞれに
     同じ放射能を持っていても、人体影響の程度は異なります。そのあたりを考慮して放射線の種類による違いを
     調整して人体への影響を示す単位がSv(シーベルト)です。
   ただし、2点大きな違いがあります。
   第1は、医学利用による放射線の多くは体の一部のみの被ばくです。これは、同じ量の全身被ばくとは影響が全く異なります。
   例えば、放射線治療の場合、典型的には2Gy(概ね2Sv)を一日に照射し数日に分けて合計40~70Gyがんの局所に照射します。
   もし全身に1回2Gyなどの被ばくが生じると、全身的な急性放射線障害の症状が出ますが、もちろん放射線治療でそのような症状は
   ありません。今回のように大気中に放出された放射性同位元素による被ばくは、一応全身の被ばくと考えますので、単純な比較は
   成立しません。
   第2に、医学利用では、診断や治療の目的に限られた部分に、目的とする効果を挙げるための最少量の放射線を照射することを
   目標として、放射線科医や診療放射線技師、放射線物理士等は日々努力をしています。また患者にとってはそういった検査・治療に
   よって、早期診断が可能になったり治療ができるというメリットがあります。したがって、これも事故による被ばくとは異なる点といえます。
 
    まとめると、日頃専門家以外は放射線の量に対するイメ-ジがありません。そこで少しでも身近なものに例える目的で、医療被ばくに
   例えて説明する場合があります。どちらも量においては変わりはありませんが、今回の事故をきっかけに放射線に対する過度な恐怖心を
   持って、医療において必要かつ最小限の放射線被ばくを恐れる必要はありません。
   また、一方で現時点において、原発周辺の住民のかたに人体影響の生じるほどの放射線被ばくが生じているような状況ではありません。
   被ばくが住民の方にとってメリットがありませんので、わずかな被ばくも避けるために慎重に汚染の防止や除去(避難、屋内待機、
   脱衣等)、汚染の有無の確認などを行っているという状態です。

被災地での簡単なタオル帽子の作り方

スヴェンソンの医療事業部長坂さんより、被災地でも
簡単に作れるタオル帽子を教えて頂きました。

タオルを用意します。
被災地の方でタオルがまだ手に入らない方、申し訳ありません。

頭のサイズに合わせて筒状に折りたたみます

先を指でつまみます

輪ゴムで止めます


完成です。

 その他にもネット上で見つけましたので、リンクさせていただきます。

 ■ライフパレットさんWEB 簡単帽子の作り方
  http://lifepalette.jp/contents/show/196

大腸がん等の患者さんでストーマ使用の皆さんへ情報提供

被災地には、ストーマを使用されていた方もいらっしゃるかと思います。
以下のサイトから、医療者や患者さんに向けた情報提供がなされていますので
ご覧ください。

日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会HP http://www.jsscr.jp/
日本オストミー協会 http://www.joa-net.org/

■オストメイトの方へ装具提供のお知らせ
http://www.jsscr.jp/img/annai2.pdf

■ストーマケアでお困りの方がいらしたら、
電話相談で応対したいと思います。

若葉オストミーセンター:
03-3957-7885 (mailto:wakabawoc@ybb.ne.jp 小林和世

東京オストミーセンター:
03-3495-6383 (mailto:toc-yo@terra.dti.ne.jp 大村裕子

また、原発の放射能漏れのため、避難されている方々も必要に応じて、
ご連絡をいただければ対応いたします。

被災地への医薬品供給対策を実施- 厚労省(キャリアブレインより)

厚生労働省保険局医療課は3月17日、保険医療機関や保険薬局に対し、
医薬品の長期処方(14日分を超える投薬)を自粛あるいは分割調剤
することを考慮し、必要最小限の最適な処方・調剤を行うよう求める
事務連絡を出した。

東日本大震災の被災地域への医薬品供給を優先し、
被災者が必要な医療を受けられるようにするための措置。

一部製薬会社の生産設備が被害を受け、生産が中止された
医薬品もあり、一時的に被災地域に必要な医薬品が
供給されなくなる懸念があることに配慮した。



( 2011年03月17日 21:06 キャリアブレイン )

2011年3月17日木曜日

震災によるがん診療連携拠点病院の被災状況およびがん患者受け入れ体制一覧

国立がん研究センターのWEBサイトに

震災によるがん診療連携拠点病院の被災状況およびがん患者受け入れ体制一覧

が掲載されています。

今後随時更新される予定です。

宮城と福島に支援団を派遣- 国立がん研究センター

以下キャリアブレイン(医療者向けサイト登録必要)より

東日本大震災の発生を受け、国立がん研究センター(東京都中央区、嘉山孝正理事長)は3月17日、医師や看護師らから成る「医療支援団」と、放射線の被ばく線量の検査などに当たる「スクリーニング支援団」を宮城県と福島県にそれぞれ派遣した。医療支援団は国立病院機構宮城病院を拠点に被災地で活動し、一方のスクリーニング支援団は主に福島県内の避難所で、住民の被ばくの状況調査や放射性物質の除染作業などを行う。いずれも期間は20日まで。

医療支援団は、外科と内科の医師2人、看護師3人、事務職2人の計7人で、途中で国立病院機構仙台医療センターに立ち寄り、薬剤などの物品を届けるという。一方のスクリーニング支援団は、放射線科の医師1人、診療放射線技師1人、事務職1人で編成。被ばくについて心配する被災者が多いことから、被ばくの調査や除染作業で住民の不安解消につなげるとしている。
 国立がん研究センターでは医療支援団について、「まず現地の状況を把握し、今後の第2陣につなげたい」としている。

福島から白血病患者受け入れ- さい帯血移植で国立がん研究センター

以下、キャリアブレインから(医療者向け登録が必要)

国立がん研究センター(東京都中央区、嘉山孝正理事長)は3月17日、福島県立医科大の要請を受け、東日本大震災の影響でさい帯血移植が困難な状況にある同県在住の30歳代の女性患者を受け入れたと発表した。同日午前10時すぎに同県からヘリコプターで搬送され、正午ごろに同センター中央病院に到着した。女性は急性骨髄性白血病の再発期で、現在、医師の検査を受けている。その結果に問題がなければ、月末に移植が行われる予定。
同センターによると、震災の影響による薬剤の供給不足やインフラの混乱で、同大での移植が困難との連絡が16日にあったという。同センターでは、「まだ2人は受け入れることが可能なので、骨髄移植で要請があれば対応する。がん手術や化学療法でも受け入れたい」としている。

全国薬剤師・在宅療養支援連絡会(J-HOP)が、被災地での必要な医薬品等の情報共有をする掲示版を作りました

全国薬剤師・在宅療養支援連絡会(J-HOP)では、
現在ホームページのトップ画面に災害に関する掲示板を作成し、
現地で必要とする医薬品等の情報を書き込んでいただいております。
http://www.j-hop.jp/

会員でなくても、誰でもログインなしで書き込めます。
そしてこの掲示板に書き込まれた現地からの具体的情報を、
日本薬剤師会、緩和医療学会、緩和医療薬学会と共有し、
必要な場所に、必要なものを的確に支援していくための、
情報源のひとつとして使っていこうということになりました。

例えば、
「石巻市の○○病院に、麻薬(具体的品名、規格)が必要!」
「宮古市の○○高校の避難所にOTCでもいいので下痢止めが必要、○人分希望」
「○○町の病院に薬剤師そのものが○人必要」
などなど・・・

在宅で治療をされている被災地の医療者の皆さんや患者さんへの情報

日本在宅医学会のホームページに、
http://jahcp.gr.jp/

■災害時感染症・経口補水・吸引・経管栄養についての情報
■宮城県内薬局状況リスト・麻薬処方等についての情報
■麻薬の県境移動簡素化についての通知

などの情報が随時更新されています。

在宅に関わる医療者の皆さんや、患者さんやご家族の皆さん、
ぜひご覧ください。

2011年3月16日水曜日

厚生労働大臣、衆議院・参議院厚生労働委員に要望をしました

本日、厚生労働大臣および衆議院・参議院厚生労働委員に医薬品などの供給に関する要望をいたしました。
http://jcan.e-ryouiku.net/bookfile/youbou110316.pdf

厚生労働大臣、衆議院の厚生労働委員全員、参議院の厚生労働委員の一部にファックスでの要望をとりました。(全員に要望する前に事態が動いたため、要望を中断しました)

福田衣里子議員が、要望を幹事長室に掛け合っていただき、届いたこと、前向きに取り組む旨のお電話をいただきました。
岡田康裕議員からもこの件に善処するお電話を直接いただきました。
http://blog.goo.ne.jp/yasuhiro19750713/e/8ac9b6ab47954cf54db089d61733f0d2
関係部署からも前向きなご連絡をいただきました。
福田衣里子議員には、掛け合っていただいたお礼とともに、重油も不足している件をお願いし、再び岡田康裕議員からもご連絡をいただきました。
また、足立信也議員からは、防衛省が自衛隊で物資を輸送するスキームを出すことのご連絡をいただき、関連する人たちにネットワークを使って伝えてほしいという旨がありました。
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/03/16a.html

J-CANに医薬品の輸送の件をご連絡くださっていた医療者に対して上記の旨をお伝えするとともに、日本製薬協、米国製薬協に対して防衛省のスキームも活用して医薬品を届けてほしいとお伝えしました。

患者さんのために、私たちができること。
J-CANは一つ一つ取り組んでいきたいと思います。

全般的な地震関連情報リンク集

http://www3.nhk.or.jp/saigai/jishin/index.html

北海道から関東等までの放送局の一覧です。
各リンク先から、医療機関の最新情報を見ることができます。

まめに更新されているようです。

厚生労働大臣/厚生労働委員会ファックス一覧

厚生労働大臣と、衆議院・参議院の厚生労働委員会所属議員のファックス番号です。
手入力なので間違えていたらご連絡いただけましたら幸いです。
本当に現在最優先で行わねばらないことで連絡が必要な場合にご利用ください。

議員名(敬称略)ファックス番号衆/参政党
細川 律夫3593-7148衆議院民主
牧 義夫3508-3433衆議院民主
郡 和子3508-3942衆議院民主
中根 康浩3508-3973衆議院民主
藤田 一枝3508-3896衆議院民主
柚木 道義3508-3301衆議院民主
渡辺 周3508-3767衆議院民主
加藤 勝信3508-3289衆議院自民
田村 憲久3502-5066衆議院自民
古屋 範子3508-3259衆議院公明
青木 愛3508-3608衆議院民主
石毛 えい子3508-3373衆議院民主
石森 久嗣3508-7530衆議院民主
稲富 修二3508-3439衆議院民主
大西 健介3508-3408衆議院民主
岡本 充功3508-3622衆議院民主
工藤 仁美3508-3947衆議院民主
小宮山 洋子3508-3319衆議院民主
斉藤 進3508-3404衆議院民主
田中 美絵子3508-3603衆議院民主
竹田 光明3508-3255衆議院民主
玉木 朝子3508-3261衆議院民主
長尾 敬3508-3830衆議院民主
仁木 博文3508-3434衆議院民主
初鹿 明博3508-3337衆議院民主
樋口 俊一3508-3362衆議院民主
平山 泰朗3508-3365衆議院民主
福田 衣里子3508-3208衆議院民主
三宅 雪子3508-3613衆議院民主
宮崎 岳志3508-3369衆議院民主
山口 和之3508-3850衆議院民主
山崎 摩耶3508-3716衆議院民主
吉田 統彦3508-3425衆議院民主
あべ 俊子3508-3436衆議院自民
鴨下 一郎3591-3227衆議院自民
菅原 一秀3508-3264衆議院自民
棚橋 泰文3508-3909衆議院自民
谷畑 孝3508-3726衆議院自民
長勢 甚遠3592-9048衆議院自民
西村 康稔3508-3401衆議院自民
松浪 健太3508-3536衆議院自民
松本 純3508-3455衆議院自民
坂口 力3508-3617衆議院公明
高橋 千鶴子3508-3936衆議院共産
阿部 知子3508-3303衆議院社民
江田 憲司3508-3292衆議院みんな
津田 弥太郎3508-9160参議院民主
足立 信也6551-0613参議院民主
長浜 博行6551-0606参議院民主
石井 準一6551-0506参議院自民
藤井 基之3597-9393参議院自民
山本 博司6551-0911参議院公明
梅村  聡6551-0324参議院民主
大塚 耕平6551-1121参議院民主
川合 孝典6551-0916参議院民主
小林 正夫6551-0406参議院民主
谷  博之6551-0608参議院民主
辻  泰弘6551-0404参議院民主
西村 まさみ6551-0909参議院民主
森  ゆうこ6551-0805参議院民主
赤石 清美6551-0601参議院自民
石井 みどり5512-2206参議院自民
衛藤 晟一6551-1216参議院自民
大家 敏志6551-0518参議院自民
高階 恵美子6551-0714参議院自民
中村 博彦6551-0304参議院自民
三原 じゅん子6551-0823参議院自民
秋野 公造6551-0711参議院公明
川田 龍平6551-0508参議院みんな
田村 智子6551-0908参議院共産
福島 みずほ6551-1111参議院社民