■One world プロジェクト メディア掲載等について
●TBSニュース 4月18日放送
被災地でがんと闘う患者に、がんを体験した仲間ならではの視点で選ばれた
ウイッグなどの贈り物が届けられることになりました。
被災地のがん患者へ送られたのは、抗がん剤で脱毛した患者向けの
ウイッグ=かつらや、帽子、乳がん患者用下着、リンパ浮腫用のストッ
キングなど1000点余りで、17日、ボランティアらによって梱包・発送
作業が行われました。
小児がんの子供用のウイッグや寒い思いをしないための寝る時用
の帽子など、がん体験者ならではの支援物資となっています。
「下着類は『待っています』と言い出しにくい。同じがん患者の視点で
送るので、喜ばれるのでは」(ボランティアの乳がん体験者)
「ウイッグがないことで外出できなかったり、避難所にいられない、
そのあたりを皆の気持ちでケアしたい」(スタッフで乳がん体験者)
「何が必要なのか分かっている人(がん体験者)なので、必要な物を
送る態勢ができた」(スタッフで乳がん専門医)
ウイッグなどは、岩手、宮城、福島の3つの病院に送られて、必要な
患者に配られることになっていて、主催者は今後も、患者のニーズに
あったものを随時、送りたいとしています。(18日06:11)
●読売新聞 4月17日掲載
「がん患者に帽子を」患者会など被災地へ…第1便発送
抗がん剤治療の副作用で髪が抜けた頭を覆うカツラや毛糸の帽子などを被災地のがん患者に届ける活動を患者会有志や医師が進めている。きょう17日、寄付で集まった第1便が、東京から仙台市、盛岡市、福島県いわき市の病院に発送される。
活動の中心はがん患者の社会参加を促すNPO法人理事長の桜井なおみさんら、乳がん患者3人と、埼玉医科大国際医療センターの佐治重衡准教授ら医師2人。桜井さんが、東北大病院の薬剤師・北村奈央子さんから「がん患者用の生活用品がなく、困っている」と聞いたのが発端。ツイッターで寄付を呼びかけ、約80人分のカツラ、約600人分の帽子などが集まった。
桜井さんは「がん経験者も被災地の力になりたいという思いを持っている。思いがつながるといい」と話す。第2便以降も予定しており、寄付の呼びかけを続ける。問い合わせは、「ワン・ワールド・プロジェクト」(メールアドレス 1WPro2011@gmail.com)