2011年3月17日木曜日

福島から白血病患者受け入れ- さい帯血移植で国立がん研究センター

以下、キャリアブレインから(医療者向け登録が必要)

国立がん研究センター(東京都中央区、嘉山孝正理事長)は3月17日、福島県立医科大の要請を受け、東日本大震災の影響でさい帯血移植が困難な状況にある同県在住の30歳代の女性患者を受け入れたと発表した。同日午前10時すぎに同県からヘリコプターで搬送され、正午ごろに同センター中央病院に到着した。女性は急性骨髄性白血病の再発期で、現在、医師の検査を受けている。その結果に問題がなければ、月末に移植が行われる予定。
同センターによると、震災の影響による薬剤の供給不足やインフラの混乱で、同大での移植が困難との連絡が16日にあったという。同センターでは、「まだ2人は受け入れることが可能なので、骨髄移植で要請があれば対応する。がん手術や化学療法でも受け入れたい」としている。